2007年7月27日金曜日

許されないタリバンの蛮行

最も恐れていたことに事態が発展してしまいました。タリバン武装勢力に人質として拉致された23人の韓国人医療ボランティアのうち、引率者であるペ・ヒョンギュ牧師に10数発の銃弾を打ち込み殺害しました。彼らが現地で行ってきた支援活動が報われること無く、テロリストのエゴイズムによって彼らの善行が霧散してしまいました。確かにアフガニスタンは現在危険な地域ではありますが、それでも民間の支援活動家が世界中から集まってきているのも現実です。当然日本からもボランティアチームがアフガンで活動しています。韓国政府は人質救出のため交渉をしていると報道されていますが、人命がかかっていることだけに各国の協力も必要だと思います。今回はたまたま韓国人が拉致されただけであり、人質が邦人であった可能性も十分にあります。まずは人命を尊重する姿勢で事態の解決に当たってもらいたいものです。

2007年7月18日水曜日

日の丸使用のためのアジア諸国に対する配慮


7月12日に日本武道館で行われたイ・ビョンホン様のファンイベントで、7月13日に朝鮮日報で配信された武道館の写真に日の丸が修正されて掲載されました。目ざといネット右翼の人たちがこれを発見し、日本武道館とイ・ビョンホン様の事務所に猛烈な抗議をして記事修正をさせたようです(現在は朝鮮日報でも写真は差し替えられている)。私もこの日はイ・ビョンホン様のファンイベントに参加すべく九段に足を運びましたが、館内の日の丸はそのまま掲揚されており、ネット右翼が騒ぎ立てることもない状況でした。
過去に日本がアジア諸国に対して行った過ちを考えれば、侵略の象徴でもある日の丸に対してアジアの人たちが嫌悪感を示すのも当然だと思います。ましてや、日本のメディアに対しての報道ではなく、朝鮮日報という韓国国内の報道にまで目くじらを立てるのはどうでしょうか?日本人はいつから相手を思いやる気持ちを失ったのでしょうか?日本人にとっても日の丸に嫌悪感をあらわす人たちもたくさんいます。ましてや被害を受けた当事者のひとたちにとっては、蹂躙された過去の象徴でもある日の丸は、忌まわしい存在といわれても仕方の無いことだと思います。少なくとも、現地の報道姿勢にまで相手の気持ちを思いやる気持ちをなくして、自分たちのエゴを押し付けるのは同じ日本人として悲しいことと思います...